老舗の海外ツアーを主力に旅行代理店業務、
旅行会社「てるみくらぶ」がまさかの破産!

その負債額はなんと151億円!
東京地裁に破産申請を行い、すでに最大で9万人もの
旅行者へのツアー代金の全額返済は厳しい状況。

では、なぜ破産に追い込まれたのか?

てるみくらぶの社長の発言では、
新聞広告など媒体コストがかかり
じりじりとコスト管理をおろそかにし財務状態を圧迫。
債務は膨らみ、解消できないまま破産したという。

費用を掛けすぎて、利益を圧迫。
払うべき債務を処理できないまま破産がてるみくらぶでの一例。

その他企業における破産の事例はいくつもありますが、
どうしたら「破産」になるのでしょうか。

企業において、何をしたら破産になるのか?

てるみくらぶの費用使い過ぎによる「債務を弁済できない状態に陥る」が最も多い例です。
その他にも、売上が落ち込み破産するケースや
建物やソフトウェアを作りすぎて償却額がかさみ破産など様々です。

破産手続きにはいくつかの種類で大別される

破産手続きには、主に下記3つがある。
・民事再生
・会社更生
・破産

民事再生(民事再生法)とは、
債務者の事業または経済生活の再生を目的とする日本の法律(倒産法)。
一般的には破産、倒産と言ったら民事再生により
手続きを進めるケースが多い。

会社更生(会社更生法)とは
窮地に追いやられた株式会社が事業の更生を目的に手続きを進める日本の法律(倒産法)。

ここで民事再生と会社更生の違いについて簡単に述べると
対象が株式会社に限るのが「会社更生」である。

破産を食い止める会社が取り組むべきこと

消費者、すべてのステークホルダーを第一に考え、
会社の財務状況、経営成績を透明にし、事業を成す。

売上を追い求めるのではなく、なにより「利益」の追及が重要。
売上、費用認識を改め次の一手を打つ。

てるみくらぶのように売上低迷により出た対策が
シニア層をターゲットに「新聞広告」を打つこと=費用の増加→利益の圧迫
と悪循環が数年続いていたことが原因とされている。

消費者のことを考え、経営成績を把握した上で
適切な一手を打っていればこのようなことにはなっていなかったかもしれません。

一般消費者から見て、会社が倒産しそうかどうかなんて分かりません。
会社側の意識が何より大事だと思います。