「子供向けコーディング言語」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

2017年12月4日、Googleロゴが「子供向けコーディング言語」に変更され、
ロゴ上でコーディングばりの考え方のもと遊べるゲーム仕様になっています。

意外に難しいゲームに夢中になる人も多いのではないでしょうか?
実はこの「子供向けコーディング言語」は生誕50周年を迎える言語のようです。

それでは、「子供向けコーディング言語」とは何なのでしょうか?

このブログでは、子供向けコーディング言語の意味やその役割、生みの親、今後の将来性などについて、
踏まえてご紹介していきたいと思います。



子供向けコーディング言語とは?

それではまず、子供向けコーディング言語とは?についてご紹介していきます。

まず、「コーディング」とはシステムやアプリ開発などで必要となる
言語を用いて、ソースコード(文字列)を記述することを指します。

ここでいう「言語」とは、簡単に言うとプログラミング言語の1つで、
システム、アプリを開発する上で必要な情報処理技術のこと。

コーディング言語に「子供向け」とついているので、
子供でも興味が湧くような操作しやすい言語が生み出されたようです

それが「子供向けコーディング言語」またの名をプログラミング言語「LOGO(ロゴ)」と呼ばれています。

それでは、「子供向けコーディング言語」の生みの親、開発者はどういった方々がいるのか。
なぜ、「子供向けコーディング言語」は生まれたのか、その開発目的も見ていきたいと思います。



子供向けコーディング言語「LOGO(ロゴ)」の生みの親、開発目的について

では次に、子供向けコーディング言語「LOGO(ロゴ)」の生みの親、開発目的についてです。
子供向けコーディング言語は生誕50周年を迎える言語です。

12月4日が生誕50周年の節目にあたる年月のようですが、
では、「子供向けコーディング言語」の生みの親はどんな人なのでしょうか?

・シーモア・パパート(Seymour Papert)さん
・ダニエル・G・ボブロウさん
・シンシア・ソロモンさん
・ワリー・ファーゼイグさん

複数の数学者、開発者、技術者によって考え出された言語が起源とされています。
この子供向けコーディング言語(LOGO(ロゴ))の開発者の一部をご紹介していきたいと思います。

シーモア・パパート(Seymour Papert)

生年月日:1928年3月1日
出身:南アフリカ プレトリア
職業:アメリカの数学者、計算機科学者、発達心理学者。

マサチューセッツ工科大学に勤務しながら、
プログラミング言語のLOGO(ロゴ)を開発した第一人者。
2016年7月31日にご自宅にてこの世を去りました。

LOGOを作った目的は、子どもが問題をよりよく考えたり解いたりできるツールを作ることであった。
子どもが問題の解けるよう、「LOGOタートル」という小型ロボットが作られた(これはLOGOプログラミング言語上で再現された)

調べていくとシーモア・パパートさんは、
数学者であると同時に、教育への情熱や子供の教育現場に対する思いを感じました。

LOGOの開発目的にもあるように、小さな子が問題を解く上での道筋、ツールとなるプログラミング言語、
子供向けコーディング言語は「教育向け」に設計された言語のようです。



子供向けコーディング言語は「教育向け」として設計された

調べていくと子供向けコーディング言語は「教育向け」に設計された言語
であることが分かりました。

その言語の特徴から、「タートルグラフィック」という特徴的な機能があります。
教育向け、とはつまり子供を対象にしたプログラミング言語であり、

コンピュータの使用を通じた児童の思考能力の訓練を目的としており、主に8歳から12歳の児童にも扱い易いよう配慮された豊富なグラフィック関連のコマンドが特徴である。
主な使用者は学生、教師が想定された。

子供向けコーディング言語は、子供と教師、教育の現場で使用され、子供の能力向上、幼少期から
プログラミングを触れさせることで、思考能力を訓練することが目的のようです。

子供のころからプログラミング言語に触れていたら、好奇心が旺盛になりそうですね。
次に、Googleロゴ上で遊べる子供向けコーディング言語について触れたいと思います。



Googleロゴ上で遊べる子供向けコーディング言語

今回、Googleロゴ上で遊ぶことが出来る子供向けコーディング言語は、

うさぎとニンジンが登場し、コーディングブロックを組み合わせて、
うさぎを前進させ、ニンジンを獲得していく、というゲームになっています。

コーディングブロックには、前進させる方法だけでなく、
ループや回転といった情報処理技術に用いられる考え方も盛り込まれているため、
情報処理についての思考能力も養うことができます。

うさぎとニンジンという分かりやすいキャラクターとデザインで
すでに子供の興味はそのゲームに向けられています。

幼少期のころからプログラミング言語などの情報処理技術に触れていると、
柔軟な思考回路、発想力、思考能力が身に付き、
ロジカルシンキングにも役に立つため、注目を集めています。

子供向けコーディング言語とは?50周年を迎える言語がGoogleロゴに! まとめ

子供向けコーディング言語とは?50周年を迎える言語がGoogleロゴ上に!についてご紹介してきました。

非常に教育への情熱、子供の教育現場に熱い思いを注ぐ開発者、数学者によって
生み出された教育向けのプログラミング言語「子供向けコーディング言語」

これを機会に、小さなお子様をお持ちの方は、お子様と一緒に
子供向けコーディング言語に触れてみてはいかがでしょうか。

また、実際にプログラミング言語を描いてみたり、
ゲームに触れることで子供の好奇心を引き立てる役割にもなると思います。

教育の現場でも活用される「子供向けコーディング言語」「LOGO」についてのご紹介でした。
何かのお役に立てれば幸いです。