2017年7月7日、東京港・大井埠頭(ふとう、東京都品川区)に
100匹以上もの「ヒアリ」が発見されたと環境省より発表があった。

大阪、神戸など西日本に続いて、東京にも
ヒアリが発見され、日本では初めてのことである。

ヒアリは南米原産の特定外来種。
猛毒の針を持っていることも確認されている。

この記事では、万が一ヒアリに噛まれた際の対処法に
フォーカスして解説していきます。



ヒアリに噛まれた時の症状について

時間の経過とともに症状は変化していく。

軽度:熱いと感じるような強い痛みやかゆみ、やがて膿が出始める
中度:数分から数十分で身体の一部、または全身にかゆみを伴う蕁麻疹が出始める
重度:数分から数十分で血圧低下、意識障害、呼吸困難に陥る「アナフィラキシーショック」を起こす

スズメバチに刺されても同様のアナフィラキシーショックを引き起こし、
日本では、年間で約20人近くがなくなる例も出ている。

スズメバチと同様、鋭い毒針を持っているが、
刺しても1度きりではなく、何度かに分けて刺すことが可能。

非常に攻撃的で、危険な昆虫であることが分かる。

ヒアリに噛まれた時、どう対処すればよい?

ヒアリに刺された場合、まずは安静に。激しい運動は避け、その場から避難。

しかし、アナフィラキシーショックの恐れがあるため、
早急に病院へ通うこと
を念頭に入れておきましょう。

アナフィラキシーが疑われる場合には、気道確保や輸血などの処置が必要です。
最悪のケースを想定して、最善の方法を取ることが大切です。

また、数ミリの小さな大きさであるため、気づくのは難しい。
サンダルなどの中に紛れて入っているということも想定されるため、

  • サンダルなどの靴を外に置いておかない
  • 農作業を行う時は必ず手袋、ゴム手袋をする
  • アリがのぼりにくくするためにベビーパウダーなどを靴やズボンに振りかける



ヒアリの生息しやすい場所は?

刺された時に「アナフィラキシーショック」を起こす
スズメバチとヒアリを比較してみることに。

スズメバチでは、比較的住宅地より離れた森の中や山林に生息しているため
巣自体も街中で見かけることもなく、近づかなければ危険には及ばない。

しかし、ヒアリはアリの一種であるため、
街中でも見かけることもあれば、農耕地や公園、住宅の庭など平らな土地に好んで巣を作る。

さらに、巣が飛ばされて池などに落ちても、
女王アリを守るために、巣が浮輪替わりとなり、新たな陸地にたどり着くまで生息を続ける。

何気なく下を向けると、アリを見かけることがある。
ハチは向かってきたらその音ですぐに気づき、逃げることが出来る。

しかし、アリはまず気づかない。しかも、子供は興味本位で触るかもしれない。
ほんの数ミリの大きさで猛毒を持っているなんて誰が気づくだろうか。

東京初見つかったヒアリ まとめ

ヒアリに噛まれた時の症状、対処法、生息しやすい場所について解説してきました。

調べていく中で、万が一刺された場合は、早急に病院へ行くことが賢明ですが、
子供への被害が出ないか心配である。

何もわからない子供は興味本位でなんでも掴んでは口にいれる。
アリも普段見慣れているため、見かけたら触ることは大いに予想される。

子を持つ親は心配である。
日常的にヒアリが発見されないように、水際で食い止めてほしい。