「ロベルト コッホ」という人物をご存知でしょうか?

2017年12月10日、グーグルのロゴがロベルト コッホの画像に切り替わっていましたが、
生誕174年という遥か昔に誕生した偉人が紹介されていました。

「ロベルト コッホ」とは、いったいどういった人物なのか?
非常に気になる方も多いかと思いますので、

このブログでは、ロベルト コッホについて、
ロベルト コッホの人物像、功績や生み出された原則、名言などをご紹介していきます。

気になる方は、ぜひロベルト コッホという人物を読み進めていただけたらと思います。



ロベルト コッホとは誰?どんな人?

ではまず、ロベルト コッホとはどういった人物だったのか?についてご紹介していきます。

ロベルト コッホの生年月日や職業などの基本情報が下記の通りです。

名前:ロベルト コッホ
   または、ハインリヒ・ヘルマン・ロベルト・コッホ(Heinrich Hermann Robert Koch)
生年月日:1843年12月11日(1910年5月27日この世を去る)
出身:ハノーファー王国 クラウスタール
職業:ドイツの医師、細菌学者
研究分野:微生物学

ハノーファー王国 クラウスタールとは、現在のドイツ北部、ニーダーザクセン州に存在した国家のこと。

ドイツの医師として活躍されたロベルト コッホですが、
その生涯を見てみると、昔不治の病とまで言われた「結核」を引き起こす感染症にあたる「結核菌」を
最初に発見したのが、細菌学者のロベルト コッホのようです。

細菌学者のロベルト コッホの功績、生涯について詳しく見ていきたいと思います。



ロベルト コッホの功績

次に、ロベルト コッホの功績についてですが、

先ほどご紹介した結核菌以外にも、経口感染症の1つとして有名な「コレラ菌」や
炭疽症を引き起こす感染症「炭疽菌」を発見したことでも有名です。

これら病原菌が、今まで証明されず、一体どういった病原菌なのか、
調べることも出来なかった時代に、ロベルト コッホは、

独自の培養方法、病原菌を調べる方法を確立させ、
病原菌を証明する基本方針「コッホの原則」を確立させたのが功績として挙げられます。

病原菌、医学の道を進む方、医師の方ならロベルト コッホは有名人ではないでしょうか。

医学の発展にご尽力され、不治の病とまで言われた結核菌の病原菌を突き止め、
今後の医学の発展に現在も使われる「コッホの原則」を確立された「ロベルト コッホ」

それでは、確立されたコッホの原則とは何なのでしょうか?
こちらについて少し見ていきたいと思います。



コッホの原則とは?

先ほどから、病原菌の正体を明らかにしてきたロベルト コッホの有名な原則がこの「コッホの原則」になります。

コッホの原則の原義は、4つあり、

1.ある一定の病気には一定の微生物が見出されること
2.その微生物を分離できること
3.分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること
4.してその病巣部から同じ微生物が分離されること

これら4つの原義から成ることから「コッホの4原則」とも呼ばれており、
感染症の病原体を特定する際の指針の一つとして役立たれています。

このコッホの原則の確立によって、現在の医学でも応用され、
今日まで使い続けられているようです。

ただ、コッホの原則も簡単なものではなく、
感染症の原因とされる病原菌の特定も難しいもので、

調べてみると、20世紀に入って発明された「細胞培養技術」や「電子顕微鏡」までは
苦難の日々が続いていたようです。



結核の研究が認められ「ノーベル生理学・医学賞」を受賞

ロベルト コッホが研究してきた細菌、感染症の原因となる病原菌の特定、
コッホの原則の確立と言った医学の発展にご尽力、貢献されたことが認められ、

1905年、結核の研究が評価され「ノーベル生理学・医学賞」を受賞しました。

この結核の研究の1部である、「結核は伝染病の1つ」という証明は、
世界中に広まり、医師、細菌学者に驚きをもたらしました。

それまで難病とまで言われた結核を証明できたので、予防や治療法が確立される可能性が
高まるとの期待があったからだそうです。

その後、結核の病原菌を発見した日にあたる3月24日は、
「世界結核デー」(“Unite to End TB”)とされ、1997年に世界保健総会が制定したようです。

ロベルト コッホの名言

最後に、ロベルト コッホが残した名言についてご紹介しておきます。

医学の道に進み、医学の発展のためにご尽力、まい進されたロベルト コッホの名言とは何か?

「決して降参するな」

この言葉を聞くと、コッホの原則はじめ、病原菌を特定、証明するまでに
非常に険しい道のりを歩まれたことがうかがえます。

遥か昔の偉人の功績があって、現代のわれわれの生活がある。
だからこそ快適に暮らせる日々があるということを改めて感じました。

ロベルト コッホとは誰?Googleロゴが生誕174年のロベルト コッホを祝福! まとめ

ロベルト コッホとは誰?Googleロゴが生誕174年のロベルト コッホを祝福!についてご紹介してきました。

医学会、細菌学者の中では、有名人で感染症の原因とされる病原菌を特定する原義、
「コッホの原則」が確立され、その後の医学に大いに貢献されました。

難病とされた結核の特定が認められノーベル賞を受賞され、
結核を考える日「世界結核デー」まで制定され、その貢献、影響力は非常に大きかったことがうかがえます。

今まで結核、病原菌を誰が特定してきたか、考えたこともありませんでしたが、
今回調べることで「ロベルト コッホ」という人物の功績や影響力を知ることが出来ました。

生誕174年、医学発展にご尽力されたロベルト コッホに改めて敬意を表します。