ハナー・グラスという人物をご存知でしょうか。

ハナー・グラスの生誕310周年を記念して、
2018年3月28日にGoogleロゴがハナー・グラスに変わっていました。

ハナー・グラスとはどんな人物なのでしょうか。

このブログでは、ハナー・グラスが気になる方に、
ハナー・グラスの人物像や職業、偉業などをご紹介していきます。

ハナー・グラスが気になる方は、ぜひ読み進めていただけたらと思います。



ハナー・グラスとは誰?人物像や職業、偉業

まず、ハナー・グラスの人物像や職業、偉業についてご紹介していきます。

ハナー・グラスの情報について下記に記載しておきます。

名前:ハナー・グラス(Hannah Glasse)
生誕:1708年3月28日
出身:イギリス ロンドン
職業:英国の料理家、料理ライター
著書:The Art of Cookery, Made Plain and Easy

18世紀の英国の料理家、料理ライターであることが分かりました。
18世紀にも料理ライターという職業があったことに驚きです。

また、ハナー・グラスは自身の料理本を出版しており、これがベストセラーに。
ハナー・グラスの名前はイギリスにたちまち広まりました。

それが、1747年に最初に出版された「The Art of Cookery, Made Plain and Easy」
直訳すると「分かりやすく簡単に作られた料理の芸術」

どういった料理本だったのでしょうか。
次に、ハナー・グラスが出版した料理本について詳しく見ていきたいと思います。



ハナー・グラスが初めて出版した料理本について

次に、ハナー・グラスが初めて出版した料理本についてです。

ハナー・グラスは料理家であり、本も出版していることが分かりました。
その出版した本の内容には、イギリスで初めて料理として登場する「カレーレシピ」が載せられていたようです。

今では「カレー」は多くの人の食卓には欠かせないポピュラーな食べ物になりました。

しかし、なぜカレーはポピュラーな食べ物になったのか?
その歴史を探ると実は「ハナー・グラス」の名前が登場します。

カレーの歴史は元々はインドが発祥です。
インドからイギリスへカレーを伝え、料理本を出版したのがハナー・グラスだと言われています。

つまり、ハナー・グラスの料理本がなければ、今頃イギリスでは
カレーという食事、メニュー自体生まれていなかったかもしれませんね。

イギリスでのカレーの生みの親がハナー・グラスと言っても過言ではないでしょう。

次に、ハナー・グラスが広めた料理本の中でもカレーレシピについて見ていきたいと思います。



ハナー・グラスが広めたカレーレシピについて

ハナー・グラスが初めて広めたカレーレシピについてです。

ハナー・グラスが初めて広めたカレーレシピは、インドで用いられた
カレーパウダーをベースにしたシチューのようなカレーが初めてと言われています。

1747年にカレーレシピの料理本が出版されてから、多くの食卓にカレーが定着し、
現在では、イギリス独自の英国風カレーも広まっています。

次に、英国風カレーの内容を少しご紹介したいと思います。



チキン ティッカマサラ

イギリス発祥のインド料理として定番の「チキン ティッカマサラ」

トマトやクリームをベースにカレーソースを煮込んで、
鶏肉やタンドールが具として入った辛くなくマイルドでクリーミーなカレー。

イギリスでは非常に人気のポピュラーなカレー料理。
日本人の舌にも合う親しみやすいカレーです。

イギリス風チキンカレー

イギリスで誕生した「イギリス風チキンカレー」

薄力粉を入れてとろみを出し、カレー粉を使って味付けする、
薬味にトマトやヨーグルト、ココナッツを入れることでマイルドに。

フルーツの甘味も加える英国人に愛されるチキンカレーです。

イギリスと日本のカレーの違いについて

イギリスと日本のカレーの違いについて見ていきたいと思います。

実は、イギリスで伝わったカレーレシピは後に日本にも伝えられ、
日本で作られるカレーもイギリスのカレーレシピが元となっているとも言われています。

つまり、ハナー・グラスの出版した料理本に載っていたカレーレシピが
日本のカレーの元となっているといっても過言ではありません。

もっと言うと、インドからイギリスへ伝えられ、
イギリスでアレンジされたカレーレシピが日本に伝えられた。

イギリスのカレーと日本のカレーは非常に似ていることになります。

しかし、インドの本場カレーと日本のカレーが少し違うことに疑問には思いませんか?
同じカレーのはずなのに本場インドカレーを食べると内容が違うことに驚きます。

それは、日本のカレーはイギリスでアレンジされたレシピが伝えれたため、
直接的にインドカレーとは紐づかないのです。

そのため、インドカレーの作り方と日本のカレーとでは違いが生まれてしまいます。

ハナー・グラスとは誰?カレーレシピの生みの親をGoogleロゴで祝う まとめ

ハナー・グラスとは誰?カレーレシピの生みの親をGoogleロゴで祝うについてご紹介してきました。

ハナー・グラスはイギリスが生んだ料理家で料理本を出版。
初の本もベストセラーになるほどイギリスに影響力を持つ人物でした。

さらに、料理本のレシピにあったカレーが現在のイギリスカレーの原点になり、
多くの人の食卓にカレーが並ぶようになりました。

また、日本のカレーもハナー・グラスのレシピが元であると言われており、
国民食として子供から大人まで愛されたメニューにまで成長しました。

料理家としてイギリスだけでなく日本にも影響をもたらしたハナー・グラスに改めて敬意を表します。