周有光(しゅう ゆうこう)という方をご存知でしょうか。
名前の通り中国の方ですが、「ピンインの父」と呼ばれた非常に有名な方です。
中国ではその名を知らない人はいないほど有名で、
なんと112歳まで生きられたというのもすごいですね。
2018年1月13日に周有光さんの生誕112周年を記念してGoogleロゴが変更されていました。
このブログでは、周有光さんにフォーカスして、周有光さんのことが気になる方に
周有光さんの人物像や職業、功績、ピンインなどをご紹介していきたいと思います。
周有光さんが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
周有光さんとはどんな人?人物像や職業
それではまず、周有光さんの人物像や職業について見ていきたいと思います。
周有光さんの簡単なプロフィールを下記に記載しておきます。
誕生:1906年1月13日
国籍:中華人民共和国
出身:江蘇省常州
職業:中国の経済学者、言語学者
中国の経済学者、言語学者の方のようですね。
また、ご年齢が非常に長きにわたり貢献されてきたのが分かりますね。
112歳まで生きられこの世を去りました。
長寿の秘訣というのもあったのでしょうか。非常に興味深いですね。
そして、周有光さんの功績を調べていくと「ピンイン」というキーワードがいくつも出てきます。
この「ピンイン」とはいったい何なのでしょうか?
次に、周有光さんの功績にあたる「ピンイン」について触れていきたいと思います。
周有光さんの功績「ピンイン」とは?その歴史
それでは、周有光さんの功績「ピンイン」について見ていきたいと思います。
GoogleロゴのDoodleサイトでは下記のような紹介がなされていました。
Popularly dubbed ‘the Father of Pinyin,’ Youguang spent three years developing the system of ‘spelled sounds’ that is now the international standard for Romanized Chinese. The new system transformed China’s literacy rate, providing more natural passage into the written language, which requires mastering thousands of characters. It bridged multiple Chinese dialects with its shared designations of sound. Today, schoolchildren learn Pinyin before characters, and it is often used to input characters on smartphones and computers.
引用元: Doodle
直訳すると、
人気のある「ピンインの父」と名づけられたYouguangは、ローマ字化された中国語の国際標準である「スペル音」のシステムを開発するのに3年間を費やしました。新しい制度は中国の識字率を変え、数千人の文字を習得する必要がある文章に自然の通過をもたらしました。それは、複数の中国語の方言を、音の共通の名称で橋渡ししました。今日、学童は文字の前にピンインを学び、スマートフォンやコンピュータに文字を入力するためによく使用されています。
なにやら発音、言葉に関する発明、考案された内容のようですね。
たしかに、周有光さんの職業には「言語学者」という紹介がありました。
簡単に言うとピンインとは、中国語の読み方を表す符号のことを指します。
ピンインが導入されたのが、1958年。それまで、別の表音符号が使われていましたが、
ピンインが導入されてからは、「中国語の発音表記法」として中国国内に強力に導入を推進してきました。
実際中国の学校教育では、ピンインのみ使用されているようです。
ではなぜ、ピンインが導入されることになったのか?ピンインが中国には必要だったのか?
気になるピンインの歴史や誕生理由について見ていきたいと思います。
ピンインの歴史と誕生の理由
ピンインの歴史と誕生の理由について見ていきたいと思います。
ピンインの歴史は、周有光さんが考案者であるため、約50年ほどしかないと言われています。
中国語自体の歴史は長く、ピンインの歴史はまだまだ浅いにも拘わらず、
その功績や中国への影響力が称えられ、さまざまなメディア、媒体に取り上げられました。
周有光さんが亡くなられた時も各メディアは「ピンインの父」として取り上げられました。
それほどまでに中国漢字の表音符号に大きな影響力を与えたことが分かります。
それでは、ピンインの誕生理由は何だったのか?それは、「識字率向上」にあったようです。
ピンイン導入による実績、功績
当時の中国では、識字率が低く、国としても何としても識字率を向上させる方法を探していました。
そこで識字率向上に務めるべく周有光さんが抜擢され、
音の高低を示す符号とともにアルファベットで発音を表すという「中国語の発音表記法」を考案し、
のちの「ピンイン」と名付け提案、中国の学校のほとんどで使用されるようになりました。
ピンインの導入によって、識字率も向上された功績が残されています。
中国の歴史に大きな影響力、貢献されたことが分かりました。
周有光とは誰?ピンインの父生誕112周年をGoogleロゴが祝う! まとめ
周有光とは誰?ピンインの父生誕112周年をGoogleロゴが祝う!についてご紹介してきました。
中国の言語、言葉を司る発音表記法を考案、導入された第一人者。その名も「ピンイン」
周有光さんのお名前もはじめてで、ピンインという方法も初めて知ることが出来ました。
現在では中国の学校のほとんどで導入されるとても有名な方法であり、
中国に大きな貢献をされた功績があることに、各メディアが取り上げる理由がよく分かりました。
中国の歴史にも大きく貢献された周有光さんに改めて敬意を表します。