アラン ペイトンという人物をご存知でしょうか。
2018年1月11日、Googleロゴがアラン ペイトンに変更されていました。
聞きなれない名前かと思い調べてみると南アフリカが生んだ作家であり非常に世の中に影響力のある方です。
アラン ペイトンとはどういった人物だったのか、作家人生での功績や作品など
生誕115周年という長い年月を経てGoogleロゴに変更されたアラン ペイトンの
これまでの功績や人物像、作家人生などご紹介していきたいと思います。
せっかくの機会なので、アラン ペイトンの生涯を触れてみてはいかがでしょうか。
アラン ペイトンの人物像や社会的活動について
まず初めに、アラン ペイトンの人物像や社会的活動について見ていきたいと思います。
生誕:1903年1月11日(やぎ座)
出身:南アフリカ ピーターマリッツバーグ
大学:ナタール大学
職業:映画/TVプロデューサー、作家/エッセイスト
数多くの小説、映像作品が残っており、その影響力や存在感は非常に大きなものでした。
GoogleロゴのDoodleでもアラン ペイトンを以下のように紹介しています。
South African author and activist Alan Paton introduced the world to life in pre-Apartheid South Africa, fearlessly speaking out against racial segregation in person and through his books, and propagating universal franchise and non-violence.
引用元: Doodle
直訳すると、
南アフリカの作家であり活動家のアラン ペイトンは、人種差別や人権侵害を恐れずに、アラン ペイトンの南アフリカで世界に紹介し、普遍的なフランチャイズと非暴力を広めました。
当時の南アフリカでは、アルジェリアで人種差別法実施が施行されたり、
戦争がおきたりと非常に不安定な社会情勢の中にいました。
また、アラン ペイトンは反アパルトヘイト派の南アメリカ自由党総裁も務めていた経歴があり、
アパルトヘイトの廃止、社会活動、世界へのメッセージ性を持たせるツールとして、作家であり映像製作の作品を通して、訴えかけたのでしょう。
アラン ペイトンの功績は、南アフリカだけにとどまらず、世界に対する影響力は強かったと思われます。
それでは、アラン ペイトンの作品にはどういったものがあったのか。
作家人生での作品もいくつか見ていきたいと思います。
アラン ペイトンのこれまでの作家人生の作品
次に、アラン ペイトンのこれまでの作家人生の作品について見ていきたいと思います。
ここでは、代表作ともいえる作品であり、映像作品にもなった原作作品をご紹介していきます。
もしかしたら、映画好きの方であればご存知かもしれません。
アラン ペイトン原作映画「輝きの大地」
アパルトヘイト施行直前の1948年に出版されたアラン・ペイトンのベストセラー小説を原作に、南アフリカでの人種間対立を背景に人間の運命と未来への希望を描く感動作。
アパルトヘイトとは、「分離、隔離」という意味の言葉で、
当時は特に南アフリカでの白人と黒人のことを指した人種隔離政策の1つにあたります。
ただ見た目が違うからといって人種差別、対立が起きていた時代。
アパルトヘイトなどという政策が施行されたらなおさら対立が起きるのは目に見えたことですが、
そんな中で、アラン ペイトンは人種差別や人権侵害を社会的メッセージとして訴えかけ、
映像にも残すほど社会に対する影響力は大きかったのだと思います。
アラン ペイトン原作映画「泣け!愛する祖国よ」
1作目にご紹介した「輝きの大地」は製作国がアメリカ、南アフリカとなっていますが、
「泣け!愛する祖国よ」はイギリスの映画。
つまり、アメリカ、南アフリカ、イギリスの映画製作会社がアラン ペイトンの作品を原作に
映画を作成したということが言えます。
それほど、アラン ペイトンの作品には社会を動かすメッセージが込められていたことがうかがえます。
アラン ペイトンとは誰?南アフリカが生んだ作家をGoogleロゴが祝う! まとめ
アラン ペイトンとは誰?南アフリカが生んだ作家をGoogleロゴが祝う!についてご紹介してきました。
作家として書籍を書く傍ら、反アパルトヘイト派の南アメリカ自由党総裁も務めていた経歴があるなど
社会活動も積極的に行っていたアラン ペイトン。
その作品内容も南アフリカだけにとどまらず、アメリカやイギリスでも製作され放映され、
世の中に大きな影響力とインパクトを残し、感動作にまで呼ばれるようになりました。
世の中を変える、偉大な人物「アラン ペイトン」の人生を少し垣間見た気がします。
生誕115周年を迎えるアラン ペイトンに改めて敬意を表します。