2017年7月3日、東京で初めて、
東京・大井ふ頭のコンテナにてヒアリが100匹近く発見された。

その後、発見されたコンテナのベニヤ板をはがして調査したところ、
新たに卵や幼虫、さなぎを含むヒアリ約100匹が見つかったと報告。

ベニヤ板の中で巣を作り、繁殖していたことが分かった。

さらに、港のみの発見だったヒアリが、初めて
内陸部にも発見されたと報告があがっている。

この記事では、拡大しつつあるヒアリの生息を
食い止めるための拡散を防ぐ方法、ヒアリの驚くほど高い繁殖能力について
解説していきます。



ヒアリの驚くほど強い繁殖能力について

猛毒も持つ「ヒアリ」。実は繁殖能力も一般のアリに比べ強いことが報告されている。

まず、女王アリが1日に産み落とす卵の数は、
1,000個以上もの卵を産む。

その卵が孵化して成虫になるまで約1か月を費やす。

一般的なアリと異なる点は、アリ塚、巣には女王アリの数である。

一般的なアリの巣、アリ塚には女王アリ1匹いるだけ。
しかし、ヒアリの場合、コロニーと呼ばれる巣に100匹以上確認された巣もあるという。

これだけでも驚く繁殖能力の高さである。
1つの巣には働きアリが1万~数十万匹いると言われている。

さらに、驚くは生命力の強さにある。

ヒアリの強い生命力について

アリの寿命を見てみると、
働きアリは、約1~2か月に対して、
女王アリは、約6~7年と言われている。

1匹の女王アリが毎日1,000個以上もの卵を産み落とすと考えると、
生涯産み落とす卵の総数は、約219万個~255万個にのぼる。

恐ろしい生命力である。想像しただけで背筋が凍る。

さらに、ヒアリのアリ塚は、風に飛ばされ池などに落ちても
沈まない作りになっており、池や川を渡るという報告まであがっている。
数年かけて高さ数十センチにも及ぶドーム状のアリ塚を作るという。

そのため、定着してしまうとヒアリの根絶は難しく、生態系、さらには農作物にまで
被害が及ぶ可能性がある。

一度生息が確認され、幼虫やさなぎまで見つかっているとなると
日本に徐々に拡大が進んでいると言わざるを得ない。



ヒアリの拡散、定着を防ぐための現在の取り組み

ヒアリの拡散、拡大を防ぐために出来ること。

東京にて見つかったヒアリの巣。それ以外にも巣が発見されるかもしれないため、
コンテナの周辺に、毒のエサなどを増やす対策を取っている。

さらに、都内で関係省庁の連絡会議を開き、
ヒアリが生息する国と定期コンテナ航路がある68港で
大規模な防除作業を実施する
方針を決めたことが、同11日の発表で明らかとなった。

全国で計数万~数十万個の殺虫餌の設置を検討しており、
定着、拡散阻止に向けた水際対策に全力を挙げている。

ヒアリの繁殖能力他 まとめ

ヒアリの繁殖能力、生命力に拡散防止に向けて取り組みについて解説してきました。

ヒアリの繁殖能力は他アリに比べ強く、根絶させるのが難しい。
農作物をはじめ、日本経済にも大きな悪影響をもたらすのは必須であるため、
国をあげた早急な対策が必要である。

最も懸念されるのは、人体への影響。
ヒアリは、一般的なアリより大きいとは言え、アリはアリ。
米粒並みの大きさであるため、道端ですぐに見つけることは困難である。

そのため、知らず知らずにヒアリを出くわす可能性はある。
そのための対策も必要である。

ヒアリによる人への影響が出ないことを祈るばかりである。