シートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、トリム、チャイルドシートなどの
主に自動車部品の製造販売を行っているタカタ株式会社(東証1部上場)が
2017年6月26日に経営破綻。

経営破綻に至った原因は、世界シェア2割を誇る「エアバッグ」のリコール問題。
瞬く間に経営は悪化し、負債総額約1兆7000億円にまで達する見込みとのこと。

製造業の戦後最大の経営破綻とまで言わせる今回の問題。
経営破綻となった背景には何があるのか。

また経営破綻に追い込んだエアバッグのリコールについても
解説していきたいと思います。




タカタ株式会社が経営破綻となった経緯

結論から申し上げると、エアバッグの不具合が生じてからの
対応の遅れが最も大きな要因ではないかと考える。

結果、2008年にはホンダが初リコールを実施。
しかし、リコールの回収率も低く、2009年には米国にて
起きてはならない事故が起きてしまう。

エアバッグの不具合というのが、エアバッグの異常破裂。
運転の快適と安全を守るはずのエアバッグが、エアバッグが原因で
問題が起きては何を信じて運転すればよいのだろうか。

現在もリコールは回収途上であり、
自動車メーカー大手も回収費用負担が決算にのしかかる形となった。

リコール(制度)とは

では、リコールとは何かについて解説する。

今回のようにエアバッグやその他自動車部品に不具合が見つかった場合、
自動車メーカー、部品メーカーが保安基準に適合させるために必要な改善措置を
講じることを指す。

リコール制度とは、それら不具合が見つかった時に、
自動車メーカー、部品メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で
回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度。

自動車メーカーなどの企業ホームページにもリコール対象となる車種が定期的に開示されるため
身を守る目的でも見ておいてもよいかもしれない。

リコールとなった車種の修理は基本無償で回収・修理される。




エアバッグシステムの仕組みについて

エアバッグの正式名称は、「SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステム

補助拘束装置という意味であるが、エアバッグシステムの仕組みは、
衝撃をセンサーで検知すると人間の瞬きと同じくらいの速さでエアバッグは作動、瞬時に膨らみ、
シートベルトとの併用によって乗員への衝撃を緩和することが目的である。

正面衝突だけでなく、側面衝突時に、運転席・助手席の乗員の胸部を守るSRSサイドエアバッグシステム、
前後席の乗員頭部を保護するSRSカーテンエアバッグシステムなどが普及している。

タカタ経営破綻およびリコール まとめ

現在も各種自動車メーカーのホームページには、タカタ製エアバッグを搭載する
車種のリコール情報が掲載されている。

AIによる自動運転技術の進歩や新たな車種の発売など
数年前までは想像も出来なかったことが現実のものとして、
我々の生活に浸透しつつある。

消費者の関心は常に自動車に向けられているが、
本件も踏まえた上で、ドライバーの安全も注目されていくだろう。

今後の技術革新、進歩を見届けていきたい。