大手携帯電話キャリアのKDDI(au)は、
2017年7月10日、格安スマホを意識した新料金プランを同7月14日よりサービス開始すると発表

新しい料金プランの発表は、急成長する「格安スマホ」に
対抗しての発表であることがうかがえるが、

ドコモ、ソフトバンクの大手2社ではすでに
新料金プラン、もしくは新しいブランドを立ち上げるなど対策を打っており、
出遅れてのスタートとなった。

この記事では、auが始めた新料金プランの内容や狙い、
現在の大手キャリアの状況、動向について解説していきます。



新料金プラン「auピタットプラン」の内容は?

新料金プランの名称は、「auピタットプラン」
auピタットプランには通話スタイルに応じて3つのプランが準備されている。

・auピタットプラン(スーパーカケホ)
・auピタットプラン(カケホ)
・auピタットプラン(シンプル)

auピタットプラン(カケホ)の料金プランについて見てみることにする。

データ利用量 従来の料金プラン 新料金プラン
~1GB 3,480円/月 2,980円/月
~2GB 4,480円/月 3,980円/月
~3GB 5,480円/月 4,480円/月
~5GB 6,480円/月 5,480円/月
5GB超~20GB 7,480円/月 6,480円/月

※その他キャンペーンと併用すると料金は変動します。

料金を見てみると、
最大3割値下げの「格安スマホ」の料金を意識したプランを打ち出した。

特に注目すべきは料金もさることながら、
データ通信料に応じて、料金が自動的に各定額料金に適用される「無駄のないプラン」であること。

実際、auユーザーの声を分析してみると、
現状の料金プランは、データ通信量が月によって大きく変動することが多く、
ユーザーの利用状況に合わないプラントなっていたとのこと。

さらに、auピタットプランの対象機種は、
米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」のスマホ全機種であり、
米アップルのiPhoneについても、新規契約や機種変更を除いて対象。

そこで、本料金プランが発表された経緯である。

それでは、新料金プランを打ち出した狙いはどこにあるのだろうか。

新料金プランを打ち出す狙いとは?

KDDI(au)に限らず、大手携帯電話キャリアは
料金の見直しや新ブランドを立ち上げ、「格安スマホ」に対抗する
手だてを模索している。

それは、全て格安スマホへの「顧客流出」を防ぐため。

元々格安スマホというのは、店舗を構えず、契約をネット完結型としていたため、
人件費を抑える代わりに料金を抑えるというビジネスモデルであった。

そのため、ユーザーにとっては契約時の不安要素が残り、
発表当初は伸び悩みもあったものの、現在では、格安スマホ専門の
店舗を構えるブランドが出始め、格安スマホは急速に身近な「スマホ」となってきた。

スマホを格安で手に入れられる魅力から、
大手3社キャリアから、格安スマホへ乗り換えるユーザーが急増。

顧客流出を防ぐため、料金引き下げの「価格競争」になりつつある。

果たして、価格競争で顧客流出は防げるのだろうか。



今後の大手キャリアの現在の状況、動向について

大手3社の契約数を見てみると、NTTドコモがトップをキープ。
しかし、格安スマホへの顧客流出は未だ懸念材料として残っている。

大手キャリアの現在の動向について見てみたい。

NTTドコモの状況、動向

NTTドコモでも新料金プラン「docomo with(ドコモウィズ)」を6月から導入。

ドコモの料金プランの内容として、
下記2機種に限定して、料金をずっと毎月1,500円を割り引くというもの。

機種名
arrows Be F-05J
Galaxy Feel SC-04J

こちらも格安スマホの料金を意識した対策とうかがえる

ソフトバンクの状況、動向

ソフトバンクの場合、大手2社と異なり、
格安ブランド「Y!mobile(ワイモバイル)」を立ち上げ、ショップ展開を加速。

格安スマホのシェアを拡大させており、その格安スマホの販売台数シェアは
すでに4割と首位を獲得するほど急拡大しているもようだ。

KDDI(au)が新料金プラン まとめ

KDDI(au)の料金プランをはじめ、大手キャリアの対策は
そのほとんどが格安スマホ対策であり、顧客流出を防ぐ狙いがうかがえる。

価格競争が激しくなると嬉しいのは消費者であろう。
しかし、価格競争がひと段落すると次に待っているのは「差別化」

いかに他社と異なる差別化を打ち出せるか。
消費者の嗜好、移り変わりを反映したスマホでないと手に取ってもらえない日が来るかもしれない。