回転寿司チェーン最大手「あきんどスシロー」を展開する
スシローグローバルホールディングス。

海外から厳選して仕入れたネタをなんと100円で提供する
プロジェクト「世界の海からいいネタ100円 PROJECT」を開始し、
その第1弾がチリで仕入れた「濃厚うに包み」を提供!

サービス、内容ともに注目を集めるスシローが、
2017年3月30日に、約8年ぶりの再上場を果たすニュースが舞い込んできました。

証券業界はもちろん、寿司業界でも注目を集める、
スシローがここでなぜ再上場に踏み込んだのか?

また、上場する案件を「IPO」とよく耳にしますが、
IPOとは何を意味するのか?

そういった上場についての疑問にお答えします!




あきんどスシローの再上場の理由

上場の条件にはいくつか厳しいチェックが入り、
審査を通った厳選の株式会社のみが上場を果たすことができる。

あきんどスシローがそもそも上場を廃止したのには
過去、株主だったゼンショーホールディングスからの圧力により
投資ファンドと組んだマネジメント・バイアウト
(MBO、Management Buyout、経営陣が参加する買収)
を実施したのが廃止の理由であるが、

その後、収益力は改善され、
主力のサービスも育ちつつするなか、さらに収益、知名度ともに高めるためにも
上場に踏み切ったと思われる。

「上場会社」というネームバリューはどの業界でも強く、
特にレッドオーシャンが広がる業界であれば差別化をつけるもっとも手っ取り早いやり方。

格安寿司を提供する会社も増えており、
サービス提供はもちろんだが、差別化の意味では強力な施策と言える。

再上場って簡単に出来るの?

東京証券取引所に開示された内容では、
非上場からの再上場は、通常の上場審査に加えて、追加的な審査を実施することのこと。
このことからも再上場は新規上場より複雑かつ長期化が考えられ、難しいことが伺える。

しかし、その上で考慮しても「上場」とは株式会社にとって
とても魅力的な方法なのが分かる。




IPO(Initial Public Offering、新規株式公開)とは?

まず、再上場=IPOではありません。

IPOとは新規に株式を公開する株式会社のこと。
スシローが8年前、最初の上場を果たした時がIPOになる。

IPOすることにより、株を売買できるようになり
多くの株主を得ることができる。

回転寿司スシロー まとめ

以上、あきんどスシローを展開する
スシローグローバルホールディングスについての再上場ニュースでした。

再上場も上場も結論、サービスを提供するお客様のことを考えてのことだと思いますが、
これにより、サービスでも活発になると思われます。

さらに、上場することによって、外部の目(投資家、監査法人など)による経営体制のチェックが
厳しくなるため、より強固な経営体質にしていく必要があり、
これは会社にとっても、サービス提供の質でも向上していくことは間違いないと思います。

回転寿司業界も今となっては再編が活発となり生き残りをかけて
あの手この手を繰り広げていますが、さらなる発展を期待したいと思います。