・読書感想文の書き方がサッパリ分からない!
・夏休みも終わりに近づき時間もないからコツを分かりやすく教えて欲しい!

夏休み終わりになると必ず聞こえてくる子供の悲鳴・・・
それに振り回される親・・・

毎年の事ながら毎年変わらない光景を見てしまう(笑)

実は、読書感想文の書き方なんてコツを掴めば、
誰でも簡単に書けることをご存知でしょうか。

読書感想文が億劫になるのには理由があります。

この記事では、毎年夏休み終わりに慌てて読書感想文を書く親子さまに向けて
読書感想文の書き方、コツを分かりやすくご紹介していきます!

これで、今年の夏を乗り越えましょう!



読書感想文の書き方① 読むための本をまずは選ぶ



まずは、読書感想文なので読む本を選ぶ必要があります。

しかし、ただ選べばいいという訳ではありません。
本を選ぶにもコツ、ポイントがありますのでご紹介します。

ページ数の多い本は選ばない

読書感想文はすべて本を読み終えなくては感想文も書けません。
しかし、本のページ数が多ければそれだけで読むのに相当な時間がかかってしまいます。

読書感想文が嫌になる、億劫になる理由は、知らず知らずのうちに
ページ数の多い本を選んでしまい、読むのに時間がかかって嫌になるケースが多いです。

そのため、課題図書など出されていないのであれば、
ページ数の少ない本を最初に選ぶと感想文も簡単に書くことができます。

自分の好きなジャンルの本を選ぶ

自分の好きではないジャンル、読みづらい本というのはあると思います。

あえて、好きではないジャンルを選ぶ人はいないと思いますが、
自分の好きなジャンルの本を選んだ方が読みやすく、読んでいて楽しくもなると思います。

読書感想文を書き時でも書きやすくなるため、自分の好きなジャンルの本を選んで書きましょう。

日ごろから読んでいる本を選ぶ

日ごろから読んでいる本があれば、それを読書感想文の対象本にするのもコツです。

そうすれば、日ごろから読んでいるため、改めて読む必要はなく、
感想文から一気に書き始めることができます。

日ごろから読んでいる人であれば、読書が好きだということ、
読書感想文の書き方もスラスラ簡単に書けることでしょう。

読書感想文の書き方② 本を読む時はコツ、ポイントがあります

次に、本を読む時のコツ、ポイントについてご紹介していきます。

ただ読むだけでは、頭の記憶にとどまらず、
最後に感想文が書こうとしても思い出せない!なんて事態は容易に起きてしまいます。

そうならないための対策として、いくつかコツ、ポイントをご紹介します!

読みながらメモを取る

少し煩わしいかもしれませんが、
最後の感想文を簡単に書くためにマストでやりたいコツです。

メモを取るポイントは、最後の構成文によってきますが、本を読んでいて、

・感動した部分
・タメになったと思った部分
・誰かに教えたいと思った部分

この3点に絞ってメモを取りましょう。

理由として、感想文の構成を意識してこれら3点をまとめることをおススメしていますが、
感想文の構成というのは、あなたが本を読んでみて感じたことを中心にまとめます。

そのため、感動やタメになったことはあなたが率直に感じたことです。
同じ本を別の人が読んだら、あなたの感動ポイントは相手には通じないかもしれません。

でも、それが本当の「感想」なんです。
他の誰でもなくあなたが感じたことをまとめたのが「読書感想文」です。

付箋を貼って、気になる箇所にマーキングする

メモを取るのが煩わしいという人は
本に付箋などを貼ってマーキングするのも1つのコツです。

付箋を貼って、後で読み返せばまた理解が深まり、記憶もとどまります。

意外に、本を読んでいて感動しても
後でどこのページだったか探すのが難しいケースがあります。

人間の記憶は本当にあいまいなものです。
それらを防ぐためにも、付箋などでアレンジして読んでいきましょう。

気になるページを印刷、もしくはスマホで写真を撮る

小さな子供でも現代はスマホを持つ時代です。
スマホで写真に撮って、付箋代わり、メモ代わりにするのもコツです。

読書感想文の書き方③ 読み終えたら、もう一度ポイントを絞って読み返す

本を全て読み終えたら、再度読み返して理解を深めましょう。

読み返すポイントは、先ほどのメモを取った部分や
付箋を貼ったページなど感想文を書くのに役に立ちそうなページを読むようにしましょう。

再度、最初から読むのもよいかもしれませんが、
時間のない人は止めておきましょう。結果、感想文が書けない!なんて事態が起こりますので。

読み返す時のもう1つのポイントは、
感想文の構成を考えながら読み返すのもコツです。

そのためには、構成を理解しておこう必要があるため、
次に感想文の構成について解説しておきます。

読書感想文の書き方④ 感想文の構成を考える



いよいよ最終段階です。感想文を書き始める段階まで来ました。

しかし、闇雲に感想文を書いても、何を伝えたいのか、
何を書けばいいのか分からず、時間だけが途方に過ぎていきます。

そうならないために、感想文を書くにあたって「構成」をまずが考えましょう。

感想文の構成のポイント① その本を選んだ理由を書く

まずは、本を選んだ理由を書きましょう。

見る先生も、なぜその本を選んだのか?気になります。
必ず理由を書きようにしましょう。

・好きなジャンルだから
・好きな作家が書いてるから
・好きな絵が登場するから

何でも構いません。
しかし、家にあったから、読みやすそうだからといった理由は止めましょう。
前向きな選んだ理由を書くようにしましょう。

感想文の構成のポイント② その本から何を感じたのか素直に書く

次に、その本から感じた感動やタメになったことを素直に書きましょう。

これは、先ほどの読みながらのコツでもご紹介した、
メモや付箋を貼ったページに書かれていた感動ポイントを書くということです。

感じること、思うことは人それぞれ違います。
同じ本を読んでいても感じた方は人それぞれ違います。

人それぞれ違うからこそ、読書感想文を書かせる意味があるものです。
あなただけの、感じたままの気持ちを書くようにしましょう。

感想文の構成のポイント③ 感じたことがあなたの実生活の中でどのように役に立つか書く

感じたことを踏まえて、
感じたことが実生活でどのように役に立つか書きましょう。

例えば、高齢者を助ける大人が登場し、大人の姿に感動したのであれば、
自分も高齢者が困っていれば助けるなど、

感じたことを、今度は自分も同じようなことをして
人に感動や役に立つことをする、「約束ごと」を書けばよい
のです。

それを書くだけでも読み手はあなたに感動を受けることでしょう。

感想文の構成のポイント④ その本を通して、今後どのように過ごしていくか書く

最後の結び(終わり)の部分です。

読書感想文を書かせる本当の目的は、あなたの心の成長を見守ることです。

本を通して、感じたことを尊重し、どのように考え、どのように行動しようとするか。
あなたの内面的な成長を見守るためい感想文は存在します。

そのため、最後の書き方としては、先ほどの例を使うとしたら、

「高齢者を助ける立派な大人になりたいと思いました。」

今後の目標や夢を書くことになります。
これを書いて見せれば、親も先生も感動してしまいます。「成長したね」と。

読書感想文の書き方⑤ 全て書き終えたら親に見てもらう

そして、全て書き終えたら、念のため、親にも見せましょう。
添削という意味もありますが、先生に見せる前に親にあなたの成長した姿を見せましょう。

そうすれば、非常に感動してくれること間違いなしです!

読書感想文の書き方、コツを分かりやすくご紹介 まとめ

読書感想文の書き方、コツを分かりやすくご紹介してきました。

時間がなくても、
読書感想文はコツやポイントさえ押さえれば簡単に書くことは可能です。

一番大変なのは、本を読み終えることです。
感想文を書くこと自体はさほど難しいものではありません。

そのため、コツをご紹介しましたが、
ページ数が少なく、好きなジャンルを最初に選ぶようにしましょう。

ぜひ、コツやポイントをフルに活用して、
書いた読書感想文で親や先生にも感動を与えちゃいましょう!